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七草がゆは、1月7日にいただく日本の伝統的な食文化。一年の無病息災を祈願しながら頂きます
歴史ある日本の食文化を日常生活に継承しながら、一口一口、食べ物に感謝できる姿勢を忘れずにいたいものです
誰かが種子を撒いたわけでもなく
肥料もせず、自然に繁殖した
七草には栄養満点です
このページを書いているのは、愛知県の田舎で家庭菜園をしている主婦Michiです。幼い頃から身近にあった畑を2019年暮れから再開し、翌々年から’自然農’で栽培中。当ブログは2023年8月から開設し、わたし個人の主観や経験した内容が主になっています
七草粥の由来
古来日本には
新春に若菜を食べると邪気が払われ、病気が退散する
と考えられていました
年の初めに雪の間から芽を出した若菜。この若い菜を摘む「若菜摘み」という風習が宮廷貴族の行事にはあったそうです
平安時代中期には’枕草子’の中に若葉摘みが残っていたり、
鎌倉時代には光孝天皇の百人一首の歌に
君がため 春の野に出でて 若菜摘む 我が衣手に 雪は降りつつ
古今集二一番
が残されています
宮廷貴族の行事だったため、鎌倉時代では一般庶民に広まっていなかったようですね
今のような七草粥として世に広まり始めたのは室町時代頃といわれていて、江戸時代に武家から庶民へ浸透していったとあります
厳しい冬の外気にさらされて逞しく繁殖する草の種類が平安時代から変わってないなんて!
神秘的ですよね
昔から、生命力強い冬の草から豊富な栄養を取り入れられるであろうと考えられてきた日本。これからも大切に継承したい文化です
七草粥の祝い
七草粥は五節句祝いの一つ
1月7日、3月3日、5月5日、7月7日、9月9日の奇数の重なる旧暦日に季節の植物をお供えして五穀豊穣、無病息災、邪気をはらう文化です
七草粥だけ1月7日は不思議ですよね。1日でないのは、その日はお正月で一大イベントのため1月7日になったとの説があるそうです
また五節句は、’五節供’とお供え物をする行事が由来です
春の七草は食して無病息災を祈る【食の文化】に対し、秋の七草は見て楽しむ【鑑賞の文化】があります
七草を摘む
それでは七草を摘みに行きましょう!
と行ければ理想ですね。都心に住んでいたらなかなかそうはいきません
1月7日の数日前からスーパーでは七草が並びます
もし、近くに川があれば河川敷で七草摘み、なんてのも楽しそうですね
七草の種類はこちらです👇
七草粥を調理しよう
七草粥(がゆ)レシピ 作り方簡単
七草粥の調理はいたってシンプル。その様子を動画で公開しました👇
畑の春の七草で顆粒だし使わない無添加の七草粥作り!今年2024年1月7日人日の五節供(五節句)祝い|japanesefoodcooking|comfort food|죽|
さいごに
七草粥、味は野菜を食べているようで美味しいです
味覚に敏感だと多少、苦みやえぐみを感じる方もおられるでしょう
素敵な意味が込められている’人日の五節句、春の七草粥’ ぜひお祝事として取り入れてみてくださいね
日本では、草を除草の対象にしている地域があります。除草剤がまかれている場合があるので安易に摘むことは避けたほうがいいです。安全と確信できる場所の若葉摘みでお願いしますね
野菜の栽培は地域の風土、元々の畑の土壌環境など異なります。また、調理では衛生管理や調理場の環境も様々です。このような理由から当ブログの内容通りに行い、必ずしも同じ結果を得られるものではないことを予めご了承ください
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