☝画像; 収穫してから乾燥させた落花生たち(撮影:2020年
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落花生栽培は失敗しませんか?
摘心はしたほうがいいですか?
落花生栽培を4年続けた
失敗から学んだ主婦の家庭菜園者がまとめています
このページを書いているのは、愛知県の田舎で家庭菜園をしている主婦です。幼い頃から身近だった畑を2019年暮れから再開し、翌々年から’自然農’へ。当ブログは2023年8月から開設し、わたし個人の主観や経験した内容がベースです
※現在 ’ほったらかしの野菜栽培’ で畑をやっているため肥料や農薬、有機物を使う栽培方法とは土壌環境や収穫度合いが異なる場合があります。予めご了承ください※
落花生栽培を始める前に知っておいたほうがよいこと
◎ 摘心する?しない?
◎ 失敗しない網の設置
◎ 収穫量を左右する草刈り
をポイントにしたので
最後まで目を通せれば
落花生栽培のヒントになるかも、しれません
それでは
いってみましょう
※落花生栽培4年の経験に基づいています(2023年時点)
👇貴重な落花生栽培の様子を動画です👇
✅落花生栽培の摘心、する?しない?
そもそも摘心とは?
伸びようとする茎の先っちょを
切ってしまうことです
お空に向かって伸びようとするところを
切ることで、脇芽に成長がいくようになり
実付きを期待するためです
では
落花生栽培に
摘心はする?しない?
✅栽培スペースが限られている :プランター栽培や、自宅庭、小規模畑など
この場合はしてもいいですね
✅栽培スペースは限られていない :畑など
この場合はしなくてもいいですね
です
経験を通して実感しているのですが理由は
★ 落花生は8月過ぎると芽が横に広がる
です
茎の節から根をさらに伸ばし、そこからさらに実をつける
となれば、落花生の収穫数が増えます
想像するに
★ 大自然の環境だったとしたら誰も摘心はしてくれない
わけで
でなければとっくに絶えているはず、と考えます
結論、
摘心は手間な作業で、個人的には収穫量の違いを
あまりかんじていません
✅落花生栽培の失敗しないコツ、その①
これ、地味にポイントです!
カラスが出没する地域へのポイントになりますが
まずは
網の設置です
落花生は、栽培しやすい野菜で美味しいです
グルメな烏が食べに来ます
なので、烏よけ が必要です
カラスたちが飛んでくる地域は
必須作業です
彼らはとても賢く、網の目を見分けて
食べにきます
わたしも過去、どのくらい泣いたかわかりません(笑)
●設置1回目; 種子まき直後
☝ 今年の種子まき直後の様子
蒔いたはずの落花生が跡形もなく消えてしまった
お隣のおばあちゃんより
うちの畑のお隣おばあちゃんの話です
播種時期、ぶつぶつ怒っていました
種をまいて、ほんのちょっと目を離した隙に
烏が落花生を掘って食べ去ったという。しかも跡形もなく・・・
まさに早業ですね
なので網を設置するわけですが
ここには注意してください👇
◎ 網は地面から20㎝くらいは高くする
◎ 画像のような網の目が小さいもの
烏たちはとっても賢いです網を通過して、つつかれます
☝ 落花生を蒔いてすぐに網をかけている様子(2023春
種子まき時期におすすめしたい網(ネット)です
防虫と記載ありますが、うちでもこれを使っています
大き目の網なら平気でつついてきます!
落花生は種子を蒔いて水やりしたら
4日から1週間で発芽してきます
面白いのが、新芽が顔を出すと
烏たちは目もくれなくなります
つまり、播種した直後数日だけ注意が必要です
「網の設置が面倒!」という場合は…
ポットを用意し、そこで発芽させてから移植する方法あり。これなら網の設置は不要、烏の届かない場所へ一時避難できます。が、大量植えには向きません
●設置2回目; 結実の8月下旬から9月頃
網の設置2回目は
落花生の結実がはじまった秋頃です
烏たちは「おーい、そろそろ落花生の収穫時期だよー」
と言うかのように
見事に実が成ってきた頃を狙って食べにきます
烏たちは正確に動きますね
なので実は
収穫期の参考になります(笑)
2回も網を設置するなら面倒だから一度にすれば?
はい、その通りです
ちなみに下記画像をご覧ください
緑色の網に成長途中の落花生の葉が引っかかっています
☝ 網を低く設置したため落花生の苗が首つってしまった。丁寧に外している様子
このとき、葉を傷つけないように
ひとつひとつ外しました
設置高さが低かったからです
ある意味失敗例ですね
梅雨時期を過ぎた8月下旬から9月に
株が大きくなると
大人の膝以上まで伸びます(我が家の落花生たちはそうです)
そのため、網を落花生の伸びる株より背の高い位置に設置しとけば
播種時期から設置しっぱなし、でもいけます
でも、設置ってかなりしんどい作業なんですよね・・・
繰り返しますが
設置が低いと株先端の葉が網に絡んで首をつってしまい
茎の節からも根を伸ばし結実する妨げになります
☝ 赤丸の細い棒が根。茎の節から生え、土の中へぶすっと入り、根を伸ばし地中先端に結実する
分かりやすい撮影ができました
画像の赤丸は
枝の節から根を伸ばし
根が土に入り込んでいる様子です
こんなかんじで根を土の奥へ伸ばし
地中で根の先端に落花生の実が成らせます
1個でも多く収穫量を期待したければ、注意したいところです
☝10月下旬の落花生栽培の様子
✅落花生栽培の失敗しないコツ、その②
失敗しない栽培のコツ、その②は
これ、挙げるべきか迷いましたが・・・
草刈り、です
5月に落花生の種子蒔きすると
7月から9月に草がわんさか生えてきます
草たちは瞬く間に落花生の株を飲み込み、どこに植わっているか
分からないくらい茂ります
勢いの理由には、落花生が土を肥沃にするため
☝草に埋もれた落花生たち
草と落花生の背比べのごとく、互いに共栄しあい
見事な草むらが仕上がり、そのおかげで
猛暑の夏日に日陰を作り
◎ 地表の温度が上がりすぎない助け
になりますが
▲ 遮光の原因に
経験しているほとんどの栽培者さんは、落花生播種時に
株元にビニールマルチを敷いています
土を遮光するので、草が生えにくくなります
が、これ悩ましいところ
茎の節からさらに根を伸ばし始め実をつける
ビニールマルチが妨げをするし
地表温度が恐ろしい高温になるし
悩ましいところ・・・
我が家は、ビニールマルチをしない派です
ここで草のマメ知識です
草は
✅草を刈りとれば草マルチとして使える
✅土の乾燥を防げる
✅いろんな虫たちが草の中で生き、生態のバランスが取れる
✅猛暑対策になる
✅日陰をつくってくれる
✅水分を維持する
・・・凄いですよね
昨今、異常気象といわれる日本
日中35度を超える猛暑でも
落花生たちは
◎ 草たちと共存して共栄して
◎ 異常気象を生き抜く
と頑張ります
実は、日照りより恐ろしい
水害で過去落花生栽培に失敗しました
👇関連記事です
さいごに
いかがでしたでしょうか
うんちくはともあれ、
”とりあえず土に落花生の種子を蒔いてみよう!”
が実はこの記事で一番伝えたいことです^^
落花生栽培は、基本的には手がかからず栽培に強い
家庭菜園初心者向きの野菜です
土壌を豊かにしてくれて、一石二鳥
ありがたいマメ科です
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