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この記事は
親の介護ではじめて介護福祉士さんと関わり
その仕事ぶりに感動したブログ主の経験談です
どんなことに感動したの?
介護保険って何?
利用者家族と利用者は何が違うの?
についてもまとめています
これまで介護の世界にまったく無頓着だったわたしが(介護保険利用者の家族にあたります)
介護福祉士さんたちとじかに関わって、感動したあれこれをご紹介しています
このページを書いているのは、愛知県の田舎でほぼ毎日畑家庭菜園をしている主婦です。幼い頃から身近だった畑を2019年暮れから再開し、翌々年から’自然農’へ。当ブログは2023年8月から開設し、わたし個人の主観や経験した内容がベースです。
介護者
介護者はわたしの母です
[利用者]70代の母
介護者の症状
まず、自分の母に介護が必要になるなんて受け止めるにしばらく抵抗がありました
だって冗談を言い合えてるし、美味しさも共有できていたし、顔だけみると母そのものだったので・・・
ところが
~骨折から言動が不可解になっていった~
70代前半の時、母は自宅の庭で転びました
運悪く、太ももと骨盤の接続部分の骨折(大腿骨転子部骨折)
外科での手術入院を経て、術後も安定したわけですがその後2年かけて、ジョジョに歩行が困難に
たとえば就寝の時間管理や身支度、自炊や片付け、トイレ、入浴… 当たり前すぎる生活(自立といいます)ですが、そこでの異常な行動が目につくようになっていくのでした
自立した生活が、誰かの助けや支えがなければ不自由をきたしていく
’人並の暮らしが送れなくなる’
母の場合退院後、杖をつかなければ転倒する恐れがあるのにそれをせず何度も転倒を繰り返していたり
日に日に、背骨が曲がっていき、やがて
・地をずるように足を引きずって歩く
・靴、靴下が自力で履けなくなる
・高さ数センチ(3センチ)の段差でつまずく
・椅子に座る、立つ動作が困難
・トイレが不自由
こういった症状です
自分でもどうしてこんなからだになってしまったのか
今でも分からないの…
介護保険の申請タイミング
介護者にはいろんなケースがあるとおもいますので、一概には言えませんが
あくまでうちの場合です
素人理解ですが、介護をイメージするタイミングは「あれ、なんかさいきん生活行動がおかしいぞ?」と疑いを持ち始めてときかと思います
歩くのが億劫になったり、当たり前の生活が(自立といいます)難しくなって、リハビリ施設の通所を始めようかと思って…
母の場合
近所周りを朝夕と散歩へ出たり
自分で計画して動けたら
理想でした
介護保険とは
行政のサイトを以下リンクします
※厚生労働省;介護保険制度の概要よりリンク
介護保険を利用したい人は、母のような高齢者ばかりではなく、仮にわたしも条件を満たせば利用できる制度です
もし、わたしが不慮の事故、突然の病になり
日常生活の自立が難しくなり
誰かのサポートが必要になると
40代でも利用ができます
健康保険で利用できないの?
受けたい事業所の支援なり介護なりサービスには、自費、健康保険、介護保険と適応が設けられています
母の場合、利用したかった整形クリニックが、介護保険適応事業所でした
介護保険の保険証を得て資格を有すると、’利用者’となり、ようやく介護保険サービスを受ける資格を得ます
利用者になると、必ず1名のケアマネジャー(行政から委託されている介護相談担当者)がつきます
ケアマネジャーは、利用者と介護保険サービスを繋げる橋渡しの役目なので
「あそこのリハビリに通いたい」
というダイレクトな希望も
対応してくれましたよ
健康保険と違う介護保険
健康保険(義務)と介護保険(任意)はまったく違います
介護保険には、区分(利用者の症状ですみ分けみたいなもの)が設定されています
利用者がどの区分になるか、まずは定めてもらわなければなりません
ここが健康保険とは、まったく性質が異なります
介護保険を申請するには
ケアマネジャーが行政(在住の市町村役場の福祉課)と連絡を取り合い→ 行政から連絡が来て、訪問予約→ 行政の担当者と利用者と家族の面談(必要書類はいくつもある)、カウンセリングあり→ 後日、介護保険証が自宅に郵送
確かこんな感じのステップで介護保険証を受け取りました
ちなみに、リハビリへ通いたかった頃の母は【支援1】と区分されました
介護保険制度の中では一番軽い区分でした
支援1となり、行きたかった整形クリニックのリハビリが始まりました
この頃はまだ、’介護’という表現に抵抗がありました
☝リハビリを頑張っていた母(撮影;2023年7月頃
介護保険サービスを利用して、はじめて出会う介護福祉士さんたち
介護保険証を取得し、介護保険サービスを受けられるようになった母は、通所リハビリの利用を始めました
この時点では、介護福祉士さんには出会っていません
その後、徐々に日常生活が困難になりはじめ、区分変更の申請手続きをした結果、【介護1】と定められました
認知症なのか、うつなのか、せん妄なのかとにかく不可解な言動が目立ち始めたためです
【支援1】から【介護1】となり、介護担当の新しいケアマネジャーへと変わり、
リハビリ施設を変え、デイサービスや訪問介護サービスを受けることになりました
そこから、介護福祉士さんたちと出会いました
介護福祉士とは・・・
介護福祉士は、第四十二条第一項の登録を受け、介護福祉士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもつて、身体上又は精神上の障害があることにより日常生活を営むのに支障がある者につき心身の状況に応じた介護(喀痰吸引その他のその者が日常生活を営むのに必要な行為であって、医師の指示の下に行われるもの〈厚生労働省令で定めるものに限る。以下「喀痰吸引等」という。〉を含む。)を行い、並びにその者及びその介護者に対して介護に関する指導を行うことを業とする。(法第2条2項)
※Wikipedia参照
介護福祉士さんのお仕事現場は、病院・介護老人保健施設、特別養護老人ホーム、デイケアセンターとのことで
うちに来てくれていた介護福祉士さんたちはデイケアセンターからの訪問でした
お世話になった介護福祉士さんたちの仕事内容
母が受けた訪問介護サービスは
・生活支援; 食事準備
・身体介護; 入浴介助、歩行介助
だったので、担当してくれたのが介護福祉士の資格を持つヘルパーさんでした
正直、利用者家族のわたしは制度そのものも知りませんでしたし、内容もまったく。ケアマネジャーが繋げてくれました
それぞれの支援、介護には時間がそれぞれあるので、どれを受けるかによってヘルパーさんの滞在時間が決まります
実際に接して、現場で仕事をしてくれるのはヘルパーさんではありますが
どうしてもヒトには相性というものがあり・・・つまり担当者変え、みたいな対応はまったく嫌味なくしてくれました
ナイーブですよね
でも、サービスを受けるのは利用者ですし、ヘルパーさんもお仕事と言えど、どうしても受け付けられない利用者があるだろうし
ナイーブところはヘルパーさん自身も、ケアマネジャーも、深入りしない範囲で答え対応してくれて、本当に関心しました
訪問介護サービスを利用したことで母は、総勢10名近い介護福祉士さんたちと関わらせてもらいました
介護福祉士さんたちと直接やりとりするのは利用者である母が主ですが
確認事項など、内容によっては利用者家族も介護福祉士さんたちと接点が増えてきます
こうして、利用者家族としてあわたしも介護福祉士さんたちと交流が始まりました
現場経験の豊富さはもちろん、気配りの出来る介護福祉士さんに出会い、さまざまなことを学び、心配りに感動してしまうのでした
☝はじめはいやいやだった母も、数回したら楽しみになった生活支援の食事準備をしている母と介護福祉士さん (撮影;2023年9月
心を汲んでくれた介護福祉士さんたち
訪問介護サービスの利用を始め、一時的に調子が良くなった母
前日の出来事は憶えているし、楽しい会話ができたし、一緒に外食したり、お出かけもできました
☝3か月前に行った母とのランチ会席(撮影;2023年7月
が、よかった時期はわずか。利用を始め1か月した頃
・あるはずの食器が消えている
・野菜が冷凍室に入ってだめになっている
・重要な郵便物が冷蔵庫の隅にある
・お財布が消えている
・洋服ダンスにスプンが入っている
・前日渡したものを思い出せない
・トイレの汚れが異常
などなど、母らしくない不可解な行動がさらにひどくなっていきました
大好きな母が変わっていく
こうした行動から、家族も物理的に支えなければ日常生活が不安になってきて、ぐっと押さえたくても抑えられないストレスが溜まってしまったり、正直イライラが募るばかりでした
そんなとき、ヘルパーさん(介護福祉士)は
「〇〇が起こっても怒らないでくださいね」
と理由や過去例を挙げて説明してくれたり
その対応からこちらの心を汲んでいるように受け取れたし、
時に励ましたり、
時に注意してくれたり、
訪問で顔を合わせるたびに’困ったことはなかったか’、’無理をしていないか’声をかけてくれました
このような対応は確かに仕事の一環、かもしれません
それに、利用者への仕事は一日のうちの一時なわけでだから、穏やかに対応できるのかもしれない
だとしても、サービス業のであれば’気配り’のような域は、無くてもお給料はもらえるのと同じように
利用者家族への寄り添いのような対応は、しなくても実務は成り立つでしょう
そう思うと、利用者家族にまで、寄り添いの姿勢を持たれていて、心が折れそうになっていたわたしは感動してしまいました
素直に心救われました(かといって、ほどよい距離感はちゃんと取っているのも伺い知れ、信頼できました)
もし、ヘルパーさんがいなかったら、わたしの心はすさみ、イライラのはけ口をどこへ向けていたんだろうと思うと、感謝してもしきれません
本格的な介護が必要になった時の頼もしさ
訪問介護サービスを利用して1か月弱した頃に、自宅でひどい転倒、大怪我を負い、なんと寝たきり生活へ
2日間は家族の介護と自力で頑張ったものの、24時間丸2日介護は私の想像をゆうに超えていました
気力がついてこず、体調は悪くなるし、思考は鈍くなるしで、踏んだり蹴ったりでした
そこでケアマネジャーへ相談したところ
支援、介護の内容を
・清拭
・排せつ介助
・更衣介助
と打診をしてくれました
こうして大怪我3日目、つまり電話相談した翌日には実施されたのでした
なぜ、母のためにも一日目に電話しなかったんだろう・・・悔いは今も残りますが
それまで調理支援で穏やかな介護保険サービスを提供してくれていた介護福祉士さんが、清拭、排せつ介助、更衣介助を担当してくれました
穏やかな表情で、寝たきりで不安だった母の気持ちを和らげ、言ったら汚れ仕事をこなされる
わたしには調理している笑顔の介護福祉士さんしか見ていなかったので、さすがプロだなあと感心してしまいました
介護を受けながら、母の表情がみるみる穏やかになっていくのが分かりました
正直、わたしの心の余裕はすでに欠落していたので、現実的な助けになりましたし、本当に心救われました
介護保険サービスを利用する時間には制限があるので、限られたほんの僅かな時間内の支えでしたが、本当に助かりました
まとめ
この記事では
・介護保険利用者家族が感動した介護福祉士さんたち
について、わたしが経験した内容をまとめてみました。文章が下手でわかりにくくてごめんなさい
’ある日、突然家族の介護が始まった’と、どこかで耳にした記憶があるのですが
まさか自分の目の前に現実が起こってしまうなんて、正直今でも信じられません
信じられないような現実が起こってしまうと、突然無知な介護の世界へ飛び込むことになります
今回は介護福祉士さんたちにフォーカスしてまとめましたが
現実には、介護に関わるすべての関係者皆さんのお仕事ぶりに感動しています
もちろん、人相手のお仕事なので、中には肌が合わない、なんて言いにくい課題が時にでてきます
しかし、どんな社会に関わってもあり得る世の常なので、利用者である母の気持ちを一番に考えてその場その場を対処していきました
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