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実の成り方から’不吉な豆’と嫌われ者時代があった落花生たち。今となっては茹でて、炒って、練って、どの食べ方でも美味しさを裏切らない落花生の歴史をのぞいてみましょう
・原産 南米アンデス山脈
・最古出土品 紀元前2500年前のペルー遺跡から大量の落花生殻を発見
遺跡から発掘されるなんて、落花生がどれほど貴重な食材だったのか物語っているようです
紀元前2500年前というとおおよそ4000年前といわれるので、がんばって想像力を膨らませても、域を超えてしまうほど歴史は古いです
諸説あり。16世紀はじめ貿易が活気づくとインド、メキシコ、スペイン、アフリカ、アジアへと世界中へ広がります。そもそも落花生は発芽適温15~20度の夏に育てるお豆なので、寒い地域では栽培できません
では、日本にはいつから伝えられたのでしょう
江戸時代1706年に東アジアから伝来
・栽培の始まり 明治4年1871年、神奈川県のとある農家
1706年といえば今から317年前。中国から琉球をへて本土へ持ち込まれたと伝えられています。沖縄の落花生は、ジーマーミ。ジーマーミ豆腐といえば庶民には欠かせないおかずです。落花生の存在がなかった日本人が落花生を初めて目にしたとき、どんな印象を抱いたのでしょう。江戸時代には’南京豆’(なんきんまめ)と呼ばれていて
参考資料によると…
経済栽培に向けた販売先の確保に地元の旅館に試食を依頼
「客は喜んだが、座敷が汚されて困る」と断られた逸話が残っている、とあります
客は喜び、販売店は渋るといったかんじですね。旅館として掃除の手間が増えるのは、綺麗好きな日本人にとって、さぞ扱いにくかったでしょう
明治4年には栽培が始まったという記録から、伝来から栽培までの江戸から明治までの165年間は、いろいろな地域へ広まり庶民の口に合うために試行錯誤を繰り返した静かなる努力の期間だったのでしょうか
152年前ようやく栽培が始まったとされ、もしそれが普及の始まりなら曾祖父母の時代には落花生口にしていた!これは面白い!!
ちなみに、現在日本で栽培されている落花生は、明治以降に導入された別品種といわれているので最古の伝統品種ではないようですね
大豆になじみ深い日本人が初めて落花生をみたときの驚きを想像すると・・・どんな反応だったか興味深いですね
👇落花生を栽培しています。その様子はこちらから👇
落花生を口にしてみると、油分の多さが一瞬で感じられるものです。カロリーの高さは、古くから理解されていました
落花生30粒あたり = お米1杯分
これは凄い!
世界には、落花生が奴隷向けの食糧とされていた時代もあったようなので、お米や小麦に比べて粒の大きい落花生が主食なら、毎食おやつを口にしているみたいですね
ともあれ大切なエネルギー源になっていたのは確かです。その後南北戦争で食料不足の肉代わりに食べられるようになり、庶民の食材とへと浸透していきました
わたしたちの馴染み深いピーナッツバターは1895年ジョン・ハーヴェイ・ゲロッグが特許申請したのが始まり
ぼくも食べたいにゃん
現在、落花生の消費国トップは断トツ’アメリカ’です。アメリカのお土産にはピーナッツバター!個人的に印象強い商品です
👇落花生栽培に興味が沸いたら…おばあちゃんに教わった落花生栽培のコツはこちらのブログから👇
以上、落花生の歴史でした
※ Wikipediaを参照しています
野菜の栽培は地域の風土、元々の畑の土壌環境など異なります。また、調理では衛生管理や調理場の環境も様々です。このような理由から当ブログの内容通りに行い、必ずしも同じ結果を得られるものではないことを予めご了承ください
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